保育ICTシステムはwithコロナ時代に必須?具体的な活用事例を紹介

公開日:2023/07/15 最終更新日:2024/06/24


保育士業界では長きにわたって人材不足が嘆かれていますが、最近では業務負担軽減を目指して保育ICTシステムを導入する施設も増えています。保育ICTシステムは日々の業務に役立つのはもちろん、withコロナ時代にも欠かせないツールとなっています。今回は保育ICTシステムのコロナ禍での活用について解説します。

保育ICTシステムはwithコロナ時代に必須?

保育ICTシステムの概要とwithコロナ時代における保育現場の実情について解説します。

そもそも保育ICTシステムとは?

保育ICTシステムとは、インターネット技術を使って保育士の業務効率化を叶えるとともに、保育士と保護者とのコミュニケーションをよりスムーズにするためのツールです。

具体的には、タブレットやアプリを通した欠席・遅刻連絡や保育施設からのお知らせ配信、連絡帳記入、災害時の緊急連絡などに役立ちます。また、保護者とのコミュニケーションツールとして使用する以外にも、保育士の勤怠管理や園児たちの個人情報管理、保育計画や日誌の作成などの事務作業を効率化できるという点でも重宝されています。

コロナによる保育現場の変化

コロナの流行によって保育現場の状況は大きく変わり、保育士や園児たちのマスク着用はもちろん、行事の中止や保護者の観覧制限、給食中の黙食など、感染拡大を防ぐためのさまざまな工夫が取り入れられていました。中でも大きく変わったことのひとつが、送迎時の園児の受け渡し方法です。

従来までは、朝は保育室の中まで保護者と一緒に向かい、帰りは保護者が保育室まで園児を迎えに行くといったケースが多く、保護者が担任保育士と言葉を交わす機会にもなっていました。

しかし、withコロナ時代に突入してからは、保育園・幼稚園の入口の門に保育士を配置し、保護者は施設内には入ることなく園児を受け渡しをするようになったことで、園児の1日の様子や保護者のちょっとした悩みなどを話す機会が少なくなっています。

withコロナ時代にこそ保育ICTシステムを導入するメリット

保育ICTシステムは、保育現場の業務効率化や保育士不足解消に役立つツールとして注目を集めていますが、withコロナ時代にこそ活きるメリットもあります。withコロナ時代に保育ICTシステムを導入するメリットは、以下の通りです。

保育士と保護者とのコミュニケーションが円滑になる

先述の通り、コロナの流行によって送迎時には施設の入口での受け渡しを採用する保育園・幼稚園が増えています。受け渡しを担当する保育士が担任以外の保育士であれば、普段の様子を聞く機会はほとんどなくなります。

保育ICTシステムを導入することで、連絡帳によるやりとりはもちろん、写真や動画の共有も可能です。また、メールやチャットの機能を使い、保護者と個別でやりとりする機会を設けている保育施設もあります。

事務作業の効率化により保育士の負担が軽減される

保育ICTシステムの導入により、欠席連絡の確認や情報共有、書類業務のような事務作業の負担が少なくなることで、保育士の持ち帰り仕事や残業時間を減らすことにもつながります。

とくにwithコロナ時代においては、普段の業務にプラスして検温や保育室・おもちゃの消毒などの新たな仕事も増えているため、事務作業にかける手間や時間を減らせるのはうれしいポイントです。

withコロナ時代における保育ICTシステムの具体的な活用事例

withコロナ時代での保育ICTシステムの活用事例を紹介します。

登園を自粛している園児のための動画コンテンツ配信

コロナの感染拡大が特に深刻化している期間は、登園を自粛して自宅で過ごす園児も少なくありませんでした。保育ICTシステムを導入している保育園・幼稚園では、自宅で楽しめる動画コンテンツを配信している施設もあり、ダンス動画や身近な材料を使った工作動画、正しい手洗いの方法を紹介する動画など、自粛期間の充実化のサポートに努めていました。さらに、生活リズムを整えることを主な目的として、朝の会を毎日同じ時間に動画配信する取り組みも好評を得ています。

連絡帳アプリで保護者とコミュニケーションをとる

連絡帳アプリは保護者に1日の様子を伝えるために利用されるケースが多いですが、先述のように保育室での様子を写真や動画にてアプリ内で配信するのはもちろん、保護者からのメールを個別で受信してやりとりすることも可能です。

とくに登園自粛中は、家庭内で子育てに関する悩みを抱えてしまう場合も多く、相談相手がいないことは保護者にとって大きなストレスとなります。自粛期間でも保育園・幼稚園と保護者とがコミュニケーションをとることで、保護者の悩みやストレスを軽減できるよう、個別メールにて悩み相談を受け付ける保育施設もありました。

まとめ

今回は、withコロナ時代における保育ICTシステムの導入の必要性やメリットに加え、具体的な活用事例などを詳しく解説しました。withコロナ時代の保育現場では、検温・消毒などによる保育士の業務負担増加や、園児の受け渡しの簡略化による保護者とのコミュニケーション不足が問題視されています。

保育ICTシステムを導入すれば、事務作業の負担軽減はもちろん、連絡帳アプリを介した保護者とのコミュニケーションも叶います。また、保育室で過ごす子どもたちの写真や動画をアプリに掲載するといった使い方もおすすめです。保育ICTシステムの導入を検討している人は、今回の記事をぜひ参考にしてみてください。

保育園・幼稚園支援(ICT)システムランキング一覧表

イメージ
引用元:https://kids.nihonsoft.co.jp/

引用元:https://www.wel-kids.com/

引用元:https://www.codmon.com/

引用元:https://kidsly.jp/index.html

引用元:https://c-c-s.jp/
会社名キッズビューウェルキッズコドモンキッズリーチャイルドケアシステム
特徴10年以上の実績があり、保育業務サイクルを全面的にサポートし、保育の質を向上させることができるシステム口コミで人気を広げている全国でもトップレベルの導入実績
利用する機能によって料金が変わる
無料アプリと有料サービスがある写真や動画の販売が行える
機能登降園
出欠管理
保健記録
発達の記録
午睡チェック
保育日誌
指導計画
行事計画
要録作成
保護者連絡
ヒヤリハット・事故報告
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保育料計算
一斉メール配信
職員出退勤管理
園バス位置情報
園児台帳
登降園管理
出欠簿
シフト作成
勤怠管理
事務日誌
園児情報の集計
連絡帳
遅刻・欠席連絡等
登降園(入退室)
勤怠管理
保護者連絡
帳票作成(指導計画・日誌等)
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