保育ICTの初期費用・導入費用の相場はいくら?

公開日:2024/11/15

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ICTシステムは、保育において大きく役に立ち、業務の負担軽減や保育業務の質向上に貢献します。しかし、保育ICTを導入する上では、初期費用・導入費用がどのくらいか懸念することもあるでしょう。そこで今回は、ICTの初期費用や導入費用の相場や、ICT導入の際に必要な事項をまとめて解説します。

保育ICTの初期費用・導入費用の相場

保育ICTシステムの導入を検討する際、コスト面が気になる方も多いでしょう。

ここでは、保育ICTシステムの導入費用について詳しく説明します。

初期費用・導入費用の相場

保育ICTシステムの導入費用は、各サービスの内容によって大きく異なります。

一般的に、初期費用は0円から3万円程度で、システムの選択肢によっては月額5,000円から利用可能です。具体的な費用は、提供される機能の種類やプランによって変動します。

保育ICTシステムには、指導案作成、登降園連絡、バスのGPS機能、シフト管理、写真販売など、多くの機能が搭載されています。これらの機能を全て利用する場合、費用は高くなりますが、必要最低限の機能に絞れば初期費用を抑えることが可能です。

補助金を活用できる場合もある

さらに、保育ICTシステム導入には補助金が活用できる場合があります。

厚生労働省の「保育所等におけるICT化推進補助金」によって、一施設あたり最大100万円までの補助が受けられます。この補助金は、タブレットの購入費用やインターネット回線の工事費用、通信費用などに利用可能です。

ただし、自治体によって対象施設が異なるため、事前に確認が必要です。また、補助金の対象となるのは、園児台帳、指導計画、保育日誌の3つの機能を持つシステムになります。導入を検討しているサービスが補助金対象であるか、事前に確認することをおすすめします。

保育ICTを導入するメリット

保育ICTシステムの導入には、業務時間の大幅な削減が期待可能です。

経済産業省の試算によると、保育ICTシステムの導入により、1か月あたり77.5時間もの業務時間を削減できるとされています。下記に、保育ICTを導入するメリットを紹介します。

事務作業の効率化

まず、事務作業の効率化が挙げられます。

保育士は、保育日誌や連絡帳、指導案、計画書、保護者へのお便り作成など、多くの事務作業に時間を費やしています。そこで、ICT化によりこれらの作業が大幅に軽減されます。

具体的には、テンプレートを使用した文書作成や、情報共有、過去データの簡単な閲覧が可能になります。これにより、書き方に悩むことなく、迅速に文書を作成することができ、事務作業の負担が軽減可能です。

シフト管理・給与計算の自動化

次に、複雑なシフトや給与の計算の自動化です。

保育士不足の問題を解決するために、パートタイムやアルバイト、変動労働制の導入が進められていますが、これによりシフト管理が複雑化しています。

保育ICTシステムは、異なる勤務時間や賃金体系を持つ従業員に対応し、自動でシフトを作成する機能を提供します。また、毎月の残業管理や有休の管理、研修時のシフト調整も自動化され、人件費の効率化にも寄与するでしょう。

保護者との連絡が簡単になる

さらに、保護者との連絡が簡単かつスピーディーに行える点も大きなメリットです。

保護者のスマートフォンと連携したアプリを使用することで、連絡にかけていた手間が減り、確実に情報が伝達できるようになります。

緊急時の連絡や登降園の出欠席連絡、急病時の対応なども、電話ではなくアプリやメールで迅速に行えます。そのため、かけなおしや伝達不備といった問題が発生しません。

ICT導入における必要事項

保育ICTシステムを導入する際には、トラブルを防ぎ、成功させるために以下の3つの準備が必要です。

作業しやすい環境の整備

まず、作業しやすい環境の整備が重要です。

保育ICTシステムはタブレットや専用端末、PCを使って入力作業を行うため、これらのデバイスを効率的に利用するための作業環境を整えることが求められます。具体的には、安定した通信環境を確保することが基本です。

通信が不安定だと、データの入力や更新に支障をきたす恐れが高まるでしょう。また、デバイスの保管や設置場所も重要です。これらのデバイスが安全に保管され、子どもたちの手が届かない場所に設置されていることが大切です。

これにより、デバイスの破損や不適切な使用を防ぎ、業務の効率化を図れます。

セキュリティ対策の強化

次に、セキュリティ対策の強化が必要です。

保育ICTシステムでは園児の個人情報や職員の給与データなど、機密性の高い情報を取り扱います。これらの情報を守るためには、データ通信の暗号化やアクセス制限などのセキュリティ対策が必須です。

適切なセキュリティ対策を講じているシステムを選ぶことで、情報漏洩や不正アクセスのリスクを最小限に抑えれます。また、セキュリティ対策が万全であることを確認するために、システム導入前に詳細な調査を行うことも重要です。

保護者・職員の理解を得る

最後に、保護者や職員の理解が必要です。

保育ICTシステムの導入により得られるメリットや、システムの利用に伴う協力を求めることが必要です。保護者や職員に対して、システムの導入目的や期待される効果、セキュリティ対策について詳しく説明し、理解を得ることが大切になります。

また、必要に応じてシステム会社からのサポートを受けることで、スムーズにシステムを導入し、運用を開始できます。システム導入後も、定期的なサポートやトレーニングを受けることで、問題が発生した際に迅速に対応できる体制を整えておくと良いでしょう。

まとめ

保育ICTシステムの導入には、初期費用が0円から3万円程度、月額5,000円から利用可能です。導入に際しては、安定した作業環境と強固なセキュリティ対策が重要です。さらに、保護者や職員の理解と協力も欠かせません。補助金を活用すれば、最大100万円の支援が受けられるため、費用面の負担も軽減できます。システム導入により業務効率が向上し、保育の質も高まるため、全体の業務改善が期待できるでしょう。

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引用元:https://kids.nihonsoft.co.jp/

引用元:https://www.wel-kids.com/

引用元:https://www.codmon.com/

引用元:https://kidsly.jp/index.html

引用元:https://c-c-s.jp/
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