保育園システム・幼稚園システムの導入費用相場を把握しよう!

公開日:2021/11/15 最終更新日:2024/06/24


保育園や幼稚園で働く保育士の方や幼稚園教諭の方は、毎日の保育に加えてさまざまな業務に追われていて、激務の日々を送っています。そんな激務を少しでも改善しようと、最近進んでいるのが保育園や幼稚園におけるICTシステムの導入です。ここでは、ICTシステムの導入費用や導入手順についてご紹介します。

ICTシステムって何?

ICTシステムとは、インターネットを活用した業務支援システムのことを指します。ICTシステムでは、今まで紙で管理していた保育日誌・年間指導計画・月案・週案・日案・行事の日程などの書類管理や、園児の情報・登降園管理、保護者への情報共有などを行うことができます。

そんなICTシステム最大のメリットは、保育士の方や幼稚園教諭の方の負担が大幅に減るということです。ICTシステムによって日々の業務を効率化することで、子どもと向き合う時間が増え、結果的に保育の質の向上につながります。

また、近年問題にもなっている保育士不足は、保育士の仕事が激務であることが原因の一つとされています。そのため、ICTシステムの導入で保育士の負担が減れば、保育士不足も改善されることが期待されているのです。

さらに、保護者の方にもメリットがあります。それは、今まで電話で直接連絡していた遅刻や欠席の連絡や延長保育の予約が、スマートフォンのアプリからできることです。子どもを保育園や幼稚園に通わせる親御さんは忙しい方が多いので、電話連絡がスマートフォンアプリで済むというのは嬉しいポイントではないでしょうか。そして、幼稚園からの連絡事項がICTシステムを通してスマートフォンに来るため、確実な情報を受け取ることができます。

ICTシステムの導入費用相場はどれくらい?

ICTシステムのことがわかったところで、実際に導入するにはどのくらい費用がかかるのか見ていきましょう。ICTシステムを導入するには、パソコンやタブレットなどの機器と、インターネット接続環境が整っている必要があります。環境が整っていれば、初期費用はかからないことがほとんどです。

かかるのは、ICTシステムを利用するための月額料金です。月額料金の相場ですが、2000円~、5,000円~、15,000円、など幅広く、月額費用だけでなく初期費用や有料オプションで費用がかかるシステムもあります。それぞれのシステムによって特徴や利用できるサービスが異なるため、各保育園や幼稚園に合わせてICTシステムを選ぶことが大切です。

ICTシステムに関する補助金も上手に活用しよう!

近年の保育士不足問題から、政府もICTシステムの導入を推奨しています。そこで活用できるのがICT化補助金制度です。補助金制度の対象となるのは、認可保育所・認証保育所・認可外保育施設・病児保育施設・地域型保育事業の各事業です。

補助金制度は各自治体によって異なりますが、厚生労働省の補助基準額は1施設あたり100万円、東京都の補助基準額は1施設あたり200万円となっています。保育園のある地域の補助金制度ではいくらまで補助されるのか、確認してみてください。補助金制度をうまく活用することで、保育施設の負担を軽減することが可能です。

ICTシステムの具体的な導入手順

ここからは、ICTシステムを導入する具体的な手順を見ていきましょう。

ICTシステムの検討・情報収集・比較
ICTシステムの導入を検討し始めたら、まずは「それぞれの保育園・幼稚園にはどんな機能が必要か」「初期費用や月額料金はどのくらいかかるか」を考えることが大切です。ICTシステムは、書類作成・園児の登降園管理・保護者との連絡機能などの基本機能に加えて、さまざまなオプションを用意しているところも多いです。それぞれの保育園や幼稚園に必要なサービスは何かをきちんと精査しましょう。

そして、ICTシステム導入にかかる初期費用は毎月かかる月額料金にどのくらいの予算をとれるのか、計算しておきましょう。また、数多くあるICTシステムの中からいくつかピックアップして情報収集をし、どのような違いがあるのか比較することも大切です。

ICTシステムの決定・申し込み
どのICTシステムにするか決める時は、「必要な機能がそろっているか」「口コミや評判はよいか」「不明点や疑問点はないか」が重要です。せっかくICTシステムを導入しても、使いたかった機能がなければ元も子もありません。そのため、必要な機能がそろっているかしっかりと確認しましょう。また、口コミや評判を見て実際の声を聞くのも大切です。一度導入すると簡単に解約することはできないので、申し込む前に口コミや評判をチェックしましょう。

そして、ICTシステム導入において不明点や疑問点がある場合は、それぞれのシステムにまずは問い合わせをしてみましょう。どのICTシステムを導入するか決めたら、いよいよ申し込みです。申し込むときは余裕をもって、システムの利用開始の2~3か月前に行うと安心です。また、Wi-Fi環境などのネット環境がきちんと整っているかも確認しましょう。そしてICTシステムを導入すると、園児の個人情報を管理することになります。個人情報を漏洩してしまうことが決してないよう、インターネット回線のセキュリティ強化や見直しも検討しましょう。

ICTシステムの運用開始
ICTシステムへの申し込みが完了したら、運用開始までの間に職員や保護者の方への説明をしましょう。とくに保育園や幼稚園の職員は、今後さまざまな業務がICTシステムを使って行われるため、きちんとした教育が必要です。導入後は、職員がしっかりICTシステムを活用できているかどうかもチェックしましょう。また、ICTシステムの導入は保護者の方の理解なくしてはできません。保育の質を向上させるための導入だということをしっかり理解してもらい、保護者の方にもスマートフォンアプリの使い方などを丁寧に説明しましょう。

保育園・幼稚園にICTシステムを導入する際の費用と、導入の流れをご紹介しました。ICTシステムを導入することで保育士の方や幼稚園教諭の方の負担が減り、子どもと向き合う時間を増やすことができます。さらに保護者の方の利便性も高まるので、ICTシステムの導入は非常に魅力的です。それぞれの保育園・幼稚園に合ったICTシステムを見極め、ぜひ導入を検討してみてください。

保育園・幼稚園支援(ICT)システムランキング一覧表

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引用元:https://kids.nihonsoft.co.jp/

引用元:https://www.wel-kids.com/

引用元:https://www.codmon.com/

引用元:https://kidsly.jp/index.html

引用元:https://c-c-s.jp/
会社名キッズビューウェルキッズコドモンキッズリーチャイルドケアシステム
特徴10年以上の実績があり、保育業務サイクルを全面的にサポートし、保育の質を向上させることができるシステム口コミで人気を広げている全国でもトップレベルの導入実績
利用する機能によって料金が変わる
無料アプリと有料サービスがある写真や動画の販売が行える
機能登降園
出欠管理
保健記録
発達の記録
午睡チェック
保育日誌
指導計画
行事計画
要録作成
保護者連絡
ヒヤリハット・事故報告
名前シール
保育料計算
一斉メール配信
職員出退勤管理
園バス位置情報
園児台帳
登降園管理
出欠簿
シフト作成
勤怠管理
事務日誌
園児情報の集計
連絡帳
遅刻・欠席連絡等
登降園(入退室)
勤怠管理
保護者連絡
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